本の山 〜お薦めの本、山積みに〜

今日か明日、書店に行きたくなる書評

2020-02-01から1日間の記事一覧

「何ンともしれぬ妖しいときめき」を感じさせる若い日舞の踊り子の話(舟橋聖一著『顔師』)

顔師(かおし)とは、芸者衆や踊り子に化粧をほどこす職業。本作は、顔師の男が日本舞踊の名手お糸さんの思い出を語る短編小説である。昭和32年初出、全集・選集によく収録された作品でもあり、初めて舟橋作品を読む方にお薦め。 私が好きな場面がある。顔師…