負け犬の読書灯 〜本はいい。無秩序にご紹介〜

今日か明日、書店に行きたくなる書評

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

この本がインドネシア語学習のスタンダードになる予感(【書評】『ワークブックインドネシア語 第1巻』森山幹弘ら著)

ワークブック インドネシア語 第(1)巻作者:森山 幹弘,柏村 彰夫,稲垣 和也出版社/メーカー: 三元社発売日: 2018/04/20メディア: 単行本(ソフトカバー) 人口は世界第4位,歴史上も経済上も日本と関係の深い国インドネシア。しかしインドネシア語の語学書は…

「何ンともしれぬ妖しいときめき」を感じさせる若い日舞の踊り子の話(舟橋聖一著『顔師』)

顔師(かおし)とは、芸者衆や踊り子に化粧をほどこす職業。本作は、顔師の男が日本舞踊の名手お糸さんの思い出を語る短編小説である。昭和32年初出、全集・選集によく収録された作品でもあり、初めて舟橋作品を読む方にお薦め。 私が好きな場面がある。顔師…