今週のお題「わたしの自由研究」
模造紙不安(もぞうしふあん、英:simili paper anxiety)とは、小学生時代に課された夏休みの自由研究における失敗体験や劣等感が原因で、成人後も、自由研究の成果の記載によく用いられる「模造紙」に反応してストレスを感じる心理状態をいう。
社内研修、企画のアイディア出し、ブレスト等において、パソコンやホワイトボードを使う場合には何ともないのに、模造紙が登場する場合に限って心が落ち着かず、焦燥を感じることで、模造紙不安を自覚することもある。
模造紙不安の提唱者、Tetsuzan氏はいう。「小学生当時、研究とは何かを新発見することだと思っていた。しかし何をどうやって発見すればいいのか考えもつかなかった。あれは小学5年か6年の夏、夏休みも後半に差し掛かった頃だった。甲子園出場校の戦力研究は順調だったが、宿題の自由研究は手つかずだった。ある夕刻、セミの幼虫を見つけた。もう、これで手を打とう。家に連れて帰り脱皮の様子をスケッチした。脱皮はゆっくり進むので描きやすい。色鉛筆で着色し、時系列にそって模造紙に貼りつけた。こうして自由研究は完成したのに、敗北感でいっぱいだった。こんなのは研究とはいえないと思っていた。そこまで思いつめることもなかったのかも知れない。」
最後に・・・
模造紙不安とは私の造語であり、上記は私の個人的体験に過ぎない。しかし、同じような経験をお持ちの方がいらっしゃるのではないかと思っている。なお本家のWikipediaによると、セミの羽化の観察は代表的な自由研究のテーマであるらしい。(鉄)